演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

痙攣重積発作・可逆性白質脳症を呈した末期腎不全の一例

演題番号 : P-1-531

仲長 奈央子:1、佐藤 順一:1、本多 佑:1、横尾 隆:2、雨宮 守正:1

1:さいたま赤十字病院腎臓内科、2:東京慈恵会医科大学附属病院腎臓・高血圧内科

 

【症例】47歳男性。27歳時に1型糖尿病と診断されインスリン治療開始となった。糖尿病性腎症の進行で透析導入予定であった。入院数日前より全身倦怠感が出現し、その後痙攣を認め他院へ救急搬送された。痙攣重積発作を認め挿管管理となり、尿毒症、高CK血症に対して血液透析(HD)を3日間行ったが収縮期血圧200㎜Hgが持続し、意識状態の改善も見られなかったため当院救急医学科転院となった。持続的血液濾過透析に切り替え、降圧を行い全身状態は徐々に改善した。その後抜管・透析室でのHDとなり腎臓内科転科となった。抜管後も2週間程度はJCSⅠ-1程度の意識障害を認めていた。頭部MRIでは T2強調画像で両側対称性に大脳皮質・皮質下に高信号域を認め白質脳症を呈していた。意識状態は徐々に改善し、転院58日後に自宅退院となった。
【まとめ】長期間意識障害が遷延した、高血圧・尿毒症によると考えられる可逆性白質脳症の一例を経験したので報告する。

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