演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血圧上昇に伴い可逆性後頭葉白質脳症を呈した透析患者の2例

演題番号 : P-1-529

古谷 麻衣子:1、中田 泰之:1、勝馬 愛:1、平井 利明:2、山本 泉:1、松尾 七重:1、丹野 有道:1、大城戸 一郎:1、横山 啓太郎:1、井口 保之:2、横尾 隆:1

1:東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科、2:東京慈恵会医科大学神経内科

 

【症例1】70歳男性.34年来の血液透析患者で,破壊性脊椎性関節症の手術目的に入院していた際に,血圧上昇に伴い頭痛,全盲,見当識障害,および全身性強直性痙攣を認めた.頭部MRI(T2強調)で両側後頭葉および小脳半球高信号域がみられ,高血圧性脳症による可逆性後頭葉白質脳症(PRES:posteriorreversibleencephalopathy syndrome)と診断した.降圧を図り症状は速やかに消失,その後の頭部MRIで病変は改善した.
【症例2】46歳男性.血液・腹膜透析併用療法患者で,血圧低下,ふらつきを認めたため,降圧剤中止とドライウェイト増量を図ったところ急激な血圧上昇と頭痛がみられた.頭部MRIで右視床にT2で高信号域を認め、経過よりPRESと診断し,降圧強化した後に改善した.
【考察】頭痛や見当識障害,痙攣など脳血管障害や脳占拠性病変の存在を疑う透析患者の症例では,PRESの存在も念頭に置き診療に当たることが肝要である.

前へ戻る