演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

病理解剖にて重複癌と診断された腎不全患者の一例

演題番号 : P-1-521

橋本 和明:1、操 なお子:1、木村 行宏:1、高橋 浩毅:1、山田 鉄也:2

1:岐阜市民病院第一内科腎臓内科、2:社会医療法人厚生会木沢記念病院病理診断科

 

【症例】70代 男性
【主訴】呼吸困難
【既往歴】高血圧症、痛風
【現病歴】高血圧症、痛風にて近医に不定期に通院加療。20XX年7月初旬より食欲低下し、ほぼ寝たきりの状態であったが飲酒は継続。同7/11早朝に呼吸困難を訴え当院ERへ救急搬送。血液検査にて電解質異常、腎機能障害、肝機能障害、アシドーシス、貧血を指摘、胸部写真で両側肺野に浸潤影、腹部CTで肝臓に巨大腫瘤を指摘され精査加療目的で入院。
【経過】入院後直ちに血液浄化療法を導入。しかし翌日未明に黒色便の排泄の他、貧血増悪、電解質異常増悪を認めた。血圧も低下したため昇圧剤を投与したが効果なく、その後も消化管出血が持続、同日夜間に永眠。翌日病理解剖を施行し下部消化管にも悪性腫瘍を認めた。当初転移性肝臓癌と考えられていたが、詳細な検討の結果それぞれ単独に発生したものであることが判明。
【まとめ】緊急血液浄化療法導入したが救命できず、死後病理解剖にて悪性腫瘍の同時多発を認めた一症例を経験した。

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