演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者の膵癌は軽微な異常より発見される~膵癌の糖尿病透析患者の2例~

演題番号 : P-1-516

真栄里 恭子:1、田村 友美:1、吉田 輝彦:1、松浦 亮:1、持田 泰寛:1、石岡 邦啓:1、岡 真知子:1、守矢 英和:1、日高 寿美:1、大竹 剛靖:1、小林 修三:1

1:特定(医)沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター

 

【症例1】66歳女性。43歳糖尿病(DM)発症、65歳インスリン導入、66歳で血液透析(HD)導入。その後高血糖や低血糖を繰り返し、AST69IU/l、ALT63IU/lと肝酵素高値が持続した。腹部造影CT・MRCPで膵頭部多房性嚢胞性腫瘤を認め、膵癌として膵頭十二指腸切除術を施行。病理診断は膵管内乳頭粘液性腺癌で、術後血糖コントロール・肝酵素が改善した。
【症例2】72歳男性、65歳よりDM性腎症と腎硬化症で通院、71歳HD導入。保存期には強い腎性貧血を認めたが導入6ヶ月後ESA製剤を使用せずともHb値が高値となり、腹部造影CT・PET-CTで膵頭部癌・リンパ節転移と診断された。切除不能膵癌としてゲムシタビン開始、半年後のPET-CTで膵頭部集積減弱・リンパ節集積は消失した。
【考察】通常膵癌の診断頻度はDM発症1-3年以内が最多とされるが、今回の2症例はDM長期罹患・HD導入後の膵癌診断例で、軽微な異常から診断できた。

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