演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

大網巻絡を繰り返しPDを断念した1例

演題番号 : P-1-431

奥村 紀子:1、金子 嘉志:2、奥村 秀弘:2、上戸 賢:1、奥村 和弘:1

1:天理よろづ相談所病院泌尿器科、2:天理よろづ相談所病院腎透析科

 

【症例】PD導入目的で入院した65歳の男性。カテーテルはSMAP法ですでに挿入済みであったので、出口部を作成後、透析液注入を試みたが不可であった。カテーテルからの造影検査でカテ先端周囲に造影剤が貯留しているのが観察された。大網巻絡と考え、CRF(catheter repair by the forefinger)を試みたが、大網の癒着が強く断念した。後日、腹腔鏡下に大網切除しカテーテル抜去したが、切除時に中等量の膿が認められた。感染を契機に大網が巻絡したと考え、ドレーンを留置し抗生剤投与を行い、炎症反応が軽快した12日目に再度反対側から、腹腔鏡下にPDカテを再挿入した。術後5日目にPDを再開したが、またしても注排液が困難であった。造影にてカテ閉塞が観察されたので、ウロキナーゼ注入やα修復を実施したがカテは開通せず、やむなくカテを抜去した。術中所見としては、カテ先端はフィブリンで閉塞し大網も巻絡していた。
【考案】大網巻絡が再発した原因は不明ではあるが、今後再留置までの期間は再考が必要である。

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