演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

腹膜透析患者の鼠径へルニアに両側腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した一例

演題番号 : P-1-429

中村 有紀:1、長浜 雄志:2、小島 糾:3、横山 卓剛:1、木原 優:1、今野 理:1、岩本 整:1、吉田 雅治:3、河地 茂行:1

1:東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科、2:東京都保健医療公社豊島病院、3:東京医科大学八王子医療センター腎臓内科

 

鼠径へルニアは腹膜透析(PD)の合併症の一つである。鼠径ヘルニア修復術により腹膜透析の中断を余儀なくされることになる。両側鼠径へルニアに対して腹腔鏡下ヘルニア根治術を施行したので報告する。63歳、男性。原疾患は慢性糸球体腎炎。腹膜透析歴5年。主訴は右鼠径部腫瘤、両側外鼠径へルニアの手術目的で紹介。PD休止期間が不要のため、両側とも腹腔鏡したヘルニア修復術、腹膜外到達法(TEP)法を術前は予定していた。カテーテルは右腹直筋より挿入。左側はTEP法にて手術可能であったが、右側に対しては、腹膜と腹壁との癒着により腹膜損傷を来たし、さらに腹膜の剥離が困難であったために腹膜内到達法(TAPP)に移行した。術後疼痛軽度で再発なかったものの、7日間のPD休止、カテーテルによる血液透析を3回施行した。手術におけるピットフォールを報告する。

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