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開催回
第60回・2015年・横浜
 

急性虫垂炎から腹膜炎を発症し、原因菌として緑膿菌が同定された腹膜透析患者の一例

演題番号 : P-1-426

由井 静香:1、助川 まさみ:1、大塚 裕介:1、鈴木 安奈:1、住 祐一郎:1、麦島 康司:1、大塚 智之:1、酒井 行直:1、鶴岡 秀一:2

1:日本医科大学武蔵小杉病院腎臓内科、2:日本医科大学付属病院腎臓内科

 

【症例】48歳男性
【現病歴】多発性嚢胞腎による末期腎不全に対して2013年8月に腹膜透析(PD)を導入した。2014年8月に発熱、腹痛及びPD排液の混濁を認めた為、当院を受診した。右下腹部の圧痛と排液中の白血球数上昇を認め、腹部CTで虫垂の腫大を認めた。急性虫垂炎および腹膜炎の診断で入院となった。
【経過】緊急で虫垂切除術を施行した。術後よりPD腹膜炎治療に準じた抗菌薬投与と腹腔内洗浄を実施したところ、臨床所見は速やかに改善した。PD排液と術中腹水からはいずれも緑膿菌が同定された。
【考察】虫垂炎から腹膜炎を発症したPD患者の一例を経験した。原因菌として緑膿菌が同定されたが、PD腹膜炎治療に準じた治療により改善を認めた。PD患者の虫垂炎による腹膜炎は珍しく、ここに報告する。

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