演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

長期腹腔洗浄中に腹膜炎から緊急腹膜透析カテーテル抜去・小腸部分切除に至ったCAPDの一例

演題番号 : P-1-425

高根 裕史:1、伊藤 悠人:1、天野 博明:1、小野 淳:1、瀬戸 建:1、渡辺 裕輔:1、友利 浩司:1、井上 勉:1、中元 秀友:2、鈴木 洋通:1、岡田 浩一:1

1:埼玉医科大学病院腎臓病センター、2:埼玉医科大学病院総合診療内科

 

【症例】64歳、男性。
【現病歴】2000年3月にCAPD導入。2006年4月に血性排液を認め、CT上腹膜肥厚・石灰化を認めないが腹膜硬化症の初期と考え同年6月に血液透析移行。EPS発症リスクと患者本人の強い希望から、トラブルなければカテーテル抜去は行わず洗浄を継続する方針となった。2014年4月18日より位置異常による排・注液困難となり、4月28日38℃の発熱、排液白血球数6800/μlとCAPD関連腹膜炎で緊急入院。CAZ投与開始し3病日後に緊急カテーテル抜去術施行も癒着激しく腸管損傷合併し、小腸部分切除・端々吻合となった。術後は良好であり21病日退院した。
【考察】腹膜劣化が疑われるCAPD長期施行例では、離脱後洗浄での観察は意義があるとされる。本症例は長期腹腔洗浄を行っていたが、その間にカテーテルの癒着が進行していた。長期腹腔洗浄後のカテーテル抜去時には、注意が必要である。

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