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開催回
第60回・2015年・横浜
 

腹膜透析患者の上行結腸癌に対し腹腔鏡下右結腸切除術にて腹膜透析を継続できた一例

演題番号 : P-1-424

澤崎 貴子:1、浅野 慎介:1、伊藤 和則:1

1:東濃厚生病院

 

【症例】78歳男性 2013年3月PD導入、半年後に行われたCFで上行結腸癌と診断された。術前の諸検査後10月に入院、第3病日に腹腔鏡下右結腸切除術が施行された。第4病日にバスキュラーカテーテルを挿入しHDを開始した。第6病日にドレーン抜去、発熱や腹部症状なく安定していたため第12病日より注液を開始、その後注液量および貯留時間を徐々に増やしたところ第16病日に排液混濁と腹痛が出現、排液中WBC11100と高値で腹膜炎と判明した。排液培養では腸球菌が検出されたため、抗菌剤を変更した。第20病日には排液内WBC<100に改善、腹痛も消失した。HDは第23病日で終了、以後は腹膜透析のみとした。術後腹痛や抑うつのため飲水量および食事摂取量の減少、尿量が減少しやせが進んだ。術後のPETの結果では術前のPETに比べて透析効率が低下していたため、メニューを変更し対応した。現在もPDを継続しているが、状態は安定している。
【考察】PD患者に大腸癌が併発した場合、手術にて癌を切除しPDを継続したという報告は少ないため、文献的考察を含めて報告する。

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