演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

Helicobacter cinaediによる、蜂窩織炎、菌血症を来した、血液透析患者の一例

演題番号 : P-1-214

平川 亮:1、柳瀬 哲郎:1

1:(医) やなせ内科医院

 

症例は43歳男性。42歳時に、悪性高血圧による慢性腎不全のため、血液透析を開始。
3月26日、交通事故による右脛骨近位端骨折のため福岡赤十字病院整形外科入院。4月1日に、骨接合術を施行。6月1日同院退院。
8月12日悪寒を自覚、8月13日当院来院時、体温38.7℃、右下腿に、辺縁が比較的明確で圧痛のある10×20cm程度のサーモンピンク色の紅斑を認めた。透析終了時、CZOP1gを投与し、同日、福岡赤十字病院皮膚科を受診。蜂窩織炎の診断で、CDPR-PI 200mg/日を投与。以後発熱無く、WBC、CRP低下した。血液培養で、H. cinaediを認め、これによる菌血症、蜂窩織炎と診断。9月5日CDPR-PI投与終了し、以後、発熱、紅斑を認めなかった。
H. cinaediによる感染症は、日本では2003年に初めて報告され、以後、主に透析患者を含む免疫抑制者で報告されている。培養で同定されにくい、治療後再発しやすい等の特徴があり、文献的考察を含め報告する。

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