演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

自己血管内シャント感染に感染性心内膜炎を合併した1剖検例

演題番号 : P-1-212

唐澤 宗稔:1、谷口 容平:1、古賀 俊充:1、山下 良子:1、横江 優貴:1、坂 洋祐:1、成瀬 友彦:1、渡邊 有三:1

1:春日井市民病院腎臓内科

 

【症例】58歳男性。平成26年7月上旬より熱発、2日後に不穏状態となり、当院へ救急搬送。発熱、意識障害を認めるが、シャント感染の所見は認めなかった。炎症反応高値、画像上明らかな熱源を認めず、髄液検査にて細胞数の軽度上昇を認め、髄膜炎の疑いにて入院。入院後に血液培養からstaphylococcus aureus検出、髄液の再検査にて細胞数の低下を認め、他の感染源が考えられた。第6病日に透析時に以前の穿刺部から出血を認めた。抗生剤にて炎症反応は軽快傾向であったが、第8病日に悪化。心エコーでは明らかな疣贅は認められず、シャント感染が原因と考えられた。第14病日にデブリドマンを施行。翌日に心不全、ショックバイタルとなり、ICU入室。心不全、感染コントロールつかず、第54病日に死亡退院となった。剖検結果より大動脈弁に穿通を伴う、疣贅が認められた。
【考察】人工血管と比較して自己血管内シャントが感染源となるリスクは少ないが、感染を合併した際には早期の外科的処置と抗菌薬の併用が必要である。

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