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開催回
第60回・2015年・横浜
 

難治性の菌血症に対して歯周病の治療で治癒し、透析を中止し得た糖尿病の症例

演題番号 : P-1-207

内田 昌子:1、中村 守巌:2、福島 辰朗:3、冨吉 義幸:3

1:(医)小柳記念病院腎センター、2:社団高邦会高木病院口腔外科、3:社団高邦会高木病院腎内科

 

【症例】4年前に脳梗塞を発症し、構語障害、左片麻痺の70歳の糖尿病男性。
【臨床経過】2014年7月、40度の高熱で他院に救急搬送され、右下腿蜂窩織炎の診断。高窒素血症と著明な代謝性アシドーシスにて透析を導入され2病日に当院に転院。抗生物質を続行するも、7病日に右顔面蜂窩織炎を発症。抗生物質の変更で蜂窩織炎は消退するも、新たな抗生物質、免疫グロブリンの投与でも高熱が続き心房細動と頻拍発作を併発し22病日にシャントが閉塞。多量の胸水も出現し透析を続けるも32病日でカテーテル刺入部より排膿があり、カテーテルを抜去。菌血症の源は歯周病と考え、口腔外科のある病院に34病日に転院。誤嚥性肺炎もあると診断されるが偽膜性腸炎が出現し、抗生物質を36病日で全面中止。重度歯周病の診断で治療したところ、自然に解熱し、透析も中止できた。
【結論】難治性の菌血症の場合、生活習慣を問診し感染巣として歯周病も考慮すべきである。

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