演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

HDLコレステロールと歯周病の関係

演題番号 : P-1-206

内田 昌子:1、菊池 直樹:1、矢野 公規:1、花島 謙一:1、於保 佐恵子:1、小田 理恵:1、森 礼子:1、松本 智子:1、山口 真智子:1

1:(医)小柳記念病院腎センター

 

【目的】HDLコレステロール(以下HDL)低値の透析患者の原因検索
【対象】HDLが45mg/dl以下、かつCRPが陰性のスタチン製剤を内服中の6時間/回透析患者5名(男:女3:2、平均年齢73.6±8.1才、原疾患:CGN4名、不詳1名)
【方法】歯科を受診させ歯周病があれば治療開始
【結果】①5名全員に歯周病があった②治療前2か月平均のHDL値41.5±2.2→歯周病治療中の2か月平均のHDL値49.6±3.3mg/dlと19.5%上昇。③LDL/HDLが1.5±5.8→1.38±5.7に減少。
【考察】高値のLDLと、低値のHDLが動脈硬化から脳梗塞や心筋梗塞を惹起し、LDL/HDL>2以上で発症率が高い。スタチン製剤投与で改善しない患者に歯周病の治療をすることでHDLとLDL/HDLも改善したことは、梗塞の発症の可能性を抑制しただけでなく、過去に梗塞を発症した患者の一部には歯周病が潜在していた疑いも示唆される。
【結論】CRPが陰性でHDLがスタチン製剤で改善しない場合、歯周病に罹患の可能性がある。

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