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開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者における血清歯周病菌抗体価の検討~第一報~

演題番号 : P-1-205

篠部 道隆:1、宮内 郁枝:1、中西 祥子:2、田中 政枝:3、三嶋 晃:3、中西 泉:3

1:しのべクリニック、2:美好腎クリニック、3:(医)町田慶泉病院

 

【目的】透析患者における歯周病菌血清IgG抗体価と、糖尿病・血管疾患(心臓大血管・脳血管疾患)との関係について検討を行った。
【方法】対照は外来透析患者77名。これらの患者を、糖尿病のみある群(糖尿病群7人)、心臓大血管・脳血管疾患のみある群(血管疾患群27人)、両者ともある群(両疾患群23人)、どちらもない群(比較対照群20人)とし歯周病菌血清IgG抗体価を中心に検討した。
【結果】全群において、栄養及び透析状況に有意な差はなかった。また、LDL/HDLは比較対照群の1.6±06に比べ両疾患群では2.1±0.9と高値を認めた(p<0.05)。歯周病菌血清IgG抗体価(P.gingivalis)は、比較対照群5.6±7.6であったのに対し、糖尿病群17.0±11.7(p<0.05),血管疾患群44.7±133.0(p=0.10),両疾患群25.4±43.1(p<0.05)と高値を示した。
【考察】歯周病菌が心臓・大血管及び脳血管障害に影響を与える可能性が示唆された。特に、糖尿病のある患者が血管障害を合併する場合には抗体価が上昇する傾向にあった。

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