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開催回
第60回・2015年・横浜
 

ステロイド抵抗性の視神経脊髄炎関連疾患 (NMOSD) に二重膜濾過血漿交換療法が奏功した一例

演題番号 : P-1-017

日原 桂:1、伊與田 雅之:1、齊藤 友広:1、荒井 典子:1、和田 幸寛:1、柴田 孝則:1

1:昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門

 

【症例】30歳代後半の女性。2014年X月から右眼球運動痛、右歪視症、右眼下方視野狭窄を認め、近医を受診した。右眼視力1.2であったが、同日夜間から右眼の急速な視力低下が見られ、2日後には指数弁まで低下した。血液検査では抗アクアポリン4抗体 (抗AQP4抗体) 陽性、眼窩造影MRIにて右視神経に高信号を認め、NMOSDと診断した。近医にてステロイドパルス療法を2クール施行し、後療法としてプレドニゾロン (PSL) 40 mg/日の内服を開始したが、視力、視野の改善は得られなかった。PSLは漸減され、治療開始22日後に当院眼科に転院。当科にて計7回の二重膜濾過血漿交換 (DFPP)を施行したところ、抗AQP4抗体は陰性化し、視力は0.04まで改善、視野も拡大した。その後、PSL 15 mg/日とし退院となった。
【結語】ステロイド抵抗性のNMOSDにDFPPを比較的早期から使用し、視力の回復が得られた一例を経験したので報告する。

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