演題情報

ポスター

開催回
第60回・2015年・横浜
 

下肢難治性潰瘍に対するLDLアフェレーシス(LDL-A)の施行及びEndo‐PATによる血管内皮機能評価を行った1例

演題番号 : P-1-014

河内 雄大:1、荒木 裕詞:1、前嶋 昭彦:1、田代 仁:1、森田 壮平:1、田北 武彦:1

1:(医)田北会田北病院

 

【症例】80代女性。2013年12月、血液透析導入。2014年1月左踵褥瘡発症し、Debridementを施行。完治には至らず。LDL-A治療前検査は、SPP値:右足背(RD)/足底(RP)77/70mmHg、左足背(LD)/足底(LP)57/69mmHg、ABI値:R1.09,L1.04、CAVI:R10.6,L10.4、各検査では下肢虚血を疑う所見は認められなかった。しかし、Endo‐PAT測定にてRHI=1.50とカットオフ値を下まわった。また、Fontaine分類:Ⅳ度、間歇性跛行もあったためLDL-Aを10回施行した。
【結果】第一回LDL-A施行二日後にEnd-PATを測定した結果、RHI=1.92と上昇がみられた。LDL-Aにより、酸化LDLを減少させ、NOの産生量が増加したため、血管内皮機能を改善させることが示唆された。さらにLDL-A10回施行後には潰瘍の治癒が認められた。
【結語】SPP,ABIが正常にもかかわらず、下肢難治性潰瘍の治癒に苦渋した1例に対しLDL-Aの有用性が認められた。又、End-PAT測定にて、LDL-Aによる血管内皮機能の改善を評価することができた。

前へ戻る