演題情報

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開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液吸着が奏功したカルバマゼピン中毒の一例

演題番号 : P-1-012

大鐘 邦裕:1、上田 直和:1、荒木 英雄:1

1:福井県立病院腎臓内科

 

【症例】25歳女性
【経過】10年前よりうつ病にて近医に通院していた.母親と口論した後に薬物を大量内服し意識不明となっているところを発見され当院に救急搬送された.救急外来にて挿管、胃管より活性炭投与されICU入室となった.薬剤空袋よりカルバマゼピン(CBZ)とリチウム(Li)の中毒が疑われた.第3病日より全身性間代性痙攣が頻発し,Li中毒,CBZ中毒に対してCHDF,DHPを開始した.翌日の採血にてLiが正常化していることを確認しCHDFは中止した.CBZ血中濃度の結果は未着であり2回目のDHPを施行した.第5病日午後より意識レベルは改善傾向を認め,第6病日に人工呼吸器より離脱した.CBZ血中濃度は1回目のDHP前後で42μg/mlから23μg/ml(reduction rate 45%)に改善していた.
【考察】CHDF,DHPにて改善したLi中毒,CBZ中毒の一例を経験した.急性CBZ中毒に対しては血液透析や血液吸着の有効性が報告されているが,本症例ではDHPが有効であった.

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