演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

透析患者のリン出納を考える

演題番号 : O-1269

鈴木 一裕:1

1:(医)援腎会すずきクリニック泌尿器科

 

【目的】摂取量と透析による除去量から透析患者のリンの出納を考える。
【方法】前希釈on-lineHDF、tQD600mL/min、QS200mL/minの患者6名に対し、QB250mL/min4.5.6時間及びQB400mL/minで4.5時間透析でのリンの除去量を測定した
【結果】QB250mL/min,4時間透析でのリン除去量は968±193mgであり、QB400mL/min,5時間透析でのリン除去量は1438±359mgであった。
【考察】体重60kgの患者の1日蛋白摂取量を60gとすると、1週間で約4410mgのリンが体内に蓄積する。QB400mL/min,5時間透析では体内に吸収したリンと同等の除去が可能であるが、QB250mL/min,4時間透析ではリン吸着薬が必要となり、炭酸カルシウムは1gで45mgのリンを吸着するとすれば1日換算で4.7gの炭酸カルシウム内服が必要となる。
【結論】週QB250mL/min4時間透析ではリン吸着薬内服が必要となり、リン吸着薬を飲んでいない患者は管理が良いのでは無く、栄養的に不十分な可能性も考慮すべきである。

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