演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

外来通院血液透析患者におけるサルコペニアの現況

演題番号 : O-1264

栗原 功:1、松尾 幾:1

1:国家公務員共済組合連合会東北公済病院宮城野分院透析センター

 

【目的】透析を含むCKD領域でもサルコペニアが注目されている。外来通院中の血液透析患者のサルコペニアの頻度と背景因子について検討する。
【方法】当院外来通院中の維持透析患者62例中、起立測定のIn Body720 (BIA法)にて透析後の体成分組成の測定が可能であった47例を対象に、サルコペニアに関するアジアワーキンググループの基準に従いサルコペニアを定義し、サルコペニアの有無で臨床指標を比較した。
【結果】対象患者中、筋肉量低下は59.6%、握力低下は25.5%、歩行速度低下は17.0%でみられ、男性患者の32.0%、女性の18.2%、全体では25.5%がサルコペニアと診断された。筋肉量は体重、身長、血清Cr、BMIと正相関、Kt/V urea、年齢と負の相関が認められた。サルコペニア群では非サルコペニア群に比較し、有意に年齢、浮腫率、Kt/Vが高値、体重、GNRI、血清Cr、血清鉄が低値であった。
【結論】起立保持が可能な外来透析患者の約1/4のサルコペニアを呈しており、体格や栄養状態との関連が示唆された。1年後の経時的変化とあわせて報告する。

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