演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

選択的血漿交換が有効であった症候性骨髄腫に伴う急性腎障害の一例

演題番号 : O-1233

神田 学:1、眞田 覚:1、山陰 周:1、水野 真一:1、佐藤 光博:1、佐藤 壽伸:1、田熊 淑男:1、佐藤 尚也:2、木幡 宏美:2、葛岡 孝一:2、槇 明弘:2

1:独立行政法人地域医療機能推進機構仙台病院腎センター、2:同院臨床工学部

 

【症例】49歳男性
【現病歴】X-1年11月より倦怠感が出現し,X年6月に腰椎圧迫骨折,8月に腎機能障害(Cr4.15 mg/dl)を認め9月に紹介,入院となる.
【臨床経過】蛋白分画でM蛋白(Bence-Jones type)を認め,骨髄穿刺で形質細胞は5.6%と多発性骨髄腫(MM)の基準を満たさないが,高カルシウム血症(10.3mg/dl),腎機能障害(Cr 8.61mg/dl),貧血(Hb 8.2g/dl),骨病変を認め,症候性骨髄腫と診断した.MMに対しBD療法で寛解導入療法を行うと同時に,Evacure®を用いた血漿交換とon-line HDFの併用で急性腎障害に対する治療を行った.free light chain(FLC)は29800→533.0mg/l と著明に改善し,腎機能もCr 2.73mg/dl まで改善し透析を離脱し,入院38病日に退院した.
【考察】血液および廃液中のFLC量などから推測される分子量や血中での構造などにつき考察を交え,MMにおけるFLC除去に対するEvacure®を用いた選択的血漿交換の有効性につき報告する.

前へ戻る