演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

高度栄養障害を認める短腸症候群(SBS)3例の透析導入経験

演題番号 : O-1229

宮田 仁美:1、塚本 達雄:1、吉澤 淳:2、藤井 隆夫:3、岡島 英明:2、上本 伸二:2、柳田 素子:1

1:京都大学医学部附属病院腎臓内科、2:同肝胆膵・移植外科、3:同免疫膠原病内科

 

【症例①】10代女児。Hirschsprung類縁疾患による小腸機能不全に対し生後頻回手術の後、脳死小腸移植を施行。急性腎不全となり透析導入。
【症例②】20代男性。新生時期中軸捻転でSBSとなり中心静脈栄養(TPN)で管理されていた。生体肝移植2回の施行と脳死小腸移植を施行。下痢及び移植後の免疫抑制剤による腎機能障害が持続し透析導入となった。現在、経腸栄養と栄養素補充にて外来透析中である。
【症例③】60代女性。腸管Behcet病の潰瘍部穿孔によりSBSとなりTPNを受けていたが、頻回のCVカテーテル感染に加え著しい代謝性アシドーシスにて透析導入となった。栄養剤の調整により経過観察している。
【考察】短腸症候群は、消化吸収障害を主体とする症候群であり、代謝障害が著明に現れる。今回我々は、透析導入し、栄養障害、骨代謝障害など全身管理に苦慮したSBS3症例を経験した。それぞれの臨床経過を示し、文献的考察を加えて報告する。

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