演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

当科で経験したⅠ型肝腎症候群に腎代替療法を施行した症例の臨床学的検討

演題番号 : O-1227

髙橋 紘子:1、水野 智仁:1、新堀 有佳:1、古殿 孝高:1、渋谷 祐子:1

1:NTT東日本関東病院高血圧腎臓内科

 

【目的】Ⅰ型肝腎症候群に対する腎代替療法(RRT)の有用性について検討する。
【方法】2006年1月から2014年12月までに肝硬変を有し、高度の腎機能障害を呈しRRTを施行した症例の臨床データについて検討する。
【結果】症例11例、平均年齢66.5歳、男性8例、女性3例、Child-pugh分類平均12±1.8点であった。RRTを施行した理由は、肝腎症候群が8例、高カリウム血症が1例、造影剤腎症が1例、腎盂腎炎による敗血症性ショックが1例であった。RRTの内訳はCHDF6例、HD5例で、このうち肝腎症候群でRRTを施行した症例の透析療法開始時のCre値は5.21±2.07mg/dl、平均透析期間は9±10日、全例死亡でそれまでの期間は24±35日であった。
【結論】Ⅰ型肝腎症候群を発症した症例はRRTを施行しても予後は不良である。RRTを施行するか否か症例に応じて十分な検討が必要と思われる。

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