演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

リチウム中毒の2症例におけるHD例と非HD例の検討

演題番号 : O-1225

大坪 亜紗斗:1、川口 祐輝:1、前田 千恵:1、山下 めぐみ:1、北村 峰昭:1、山下 裕:1、山田 成美:2、松尾 崇史:3、重野 里代子:4、山下 隆浩:5、西野 友哉:6

1:国立病院機構長崎医療センター腎臓内科、2:国立病院機構長崎医療センター救命救急センター、3:国立病院機構長崎医療センター循環器内科、4:国立病院機構長崎医療センター内分泌代謝内科、5:国立病院機構長崎医療センター精神科、6:長崎大学病院腎臓内科

 

【症例1】39歳女性、意識障害と血清リチウム高値(4.0mmol/L)を認めたため、当院紹介となった。HDを施行したが、致死性不整脈とたこつぼ心筋症による心機能低下が出現し、PCPS・IABP・CHDF管理とした。その後、徐々に状態は改善し、退院となった。
【症例2】52歳女性、意識障害と急性腎障害で当院紹介となった。腎前性腎不全を呈していたため、輸液負荷を行ったところ、腎機能や意識障害は改善し、退院となった。後日、血清リチウム高値(5.9mmol/L)が判明した。
【考察】炭酸リチウムは血中濃度の治療域と中毒域が非常に近いため、脱水や鎮痛薬使用により比較的容易に中毒域へと至ることがある。今回、経過の大きく異なる2症例を経験したので、文献的考察を含めて報告する。

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