演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

足壊疽にCalciphylaxisを合併した血液透析患者2例

演題番号 : O-1205

福永 慎:1、馬場 明子:1、渡邊 玲子:1、戸倉 健:1、田中 弦一:1、山田 和弘:1、髙木 信雄:1、平山 直輝:1、松尾 剛志:1

1:独立行政法人地域医療機能推進機構宮崎江南病院腎疾患・透析科内科・循環器科

 

症例1は43歳女性。原疾患は糖尿病。2013年10月に足壊疽の加療のため当院へ入院した。この時下腹部に有痛性の硬結を認め、皮膚生検にて、動脈の中膜および内膜に輪状の石灰沈着を認め、Calciphylaxisと診断した。Ca・Pの調整、局所処置、抗生剤の投与を継続したが、軽快せず、敗血症を合併し、永眠された。
症例2は42歳女性。原疾患は糖尿病。2014年8月に左足趾の難治性潰瘍に対して加療目的で当院へ入院した。局所手術時の病理検査で、Calciphylaxisと診断された。ワーファリンの内服中止、Ca・Pの調整、局所処置を継続したところ、経過は良好で同年11月に退院した。
【考察】Calciphylaxisは、中小血管に石灰沈着による末梢循環不全をもたらす病態で、比較的頻度は少ないとされている。今回、Calciphylaxisを呈した2例を経験したので報告する。

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