演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

当院における皮膚掻痒症の過去6年間にわたる変遷について

演題番号 : O-1202

高橋 恵子:1、中村 一路:1、根本 加代子:2、江畑 俊哉:3

1:(医)社団東山会喜多見東山クリニック内科、2:(医)社団東山会喜多見東山クリニック看護部、3:ちとふな皮膚科クリニック

 

2008年と2014年の春に同一の「かゆみ質問票」を用いて、当院の維持透析患者のかゆみの現状を調べた。透析に導入して以来、かゆみの既往がある症例はいずれも約70%と変わらなかったが、調査時のかゆみの有症率は59.0%から50.0%とやや減少しており、かゆみの重症度は著しい改善がみられた。かゆみが非常に強い症例は39.0%から10.2%に減少し、かゆみの弱い症例は17.0%から43.5%に増加した。この要因として、ナルフラフィンの導入、血清リン値管理の向上、院内におけるフットケア、スキンケアの取り組み、皮膚科医の関与による抗炎症外用治療の強化や紫外線照射治療の追加などが考えられた。治療抵抗性の難治例では、プレガバリン、シクロスポリンの内服が奏効した症例も認められた。

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