演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

人工血管シャント感染に合併し、特徴的な画像所見を呈したSeptic pulmonary emboliの2症例

演題番号 : O-1188

片野 健一:1、山岸 瑞希:1、林 憲史:1、伊藤 正典:1、小松 和人:1

1:福井赤十字病院腎臓・泌尿器科

 

【症例1】50歳代男性。糖尿病性腎症による慢性腎不全にて維持透析中。S.aureusによる人工血管シャント感染を発症し入院。血液培養・下肢の皮下膿瘍からも同じ菌が検出され、胸部CTにて両肺に多発する空洞形成性病変を認め、Septic pulmonary emboliと考えた。人工血管の抜去およびCefazolinを使用し軽快。両肺の空洞性病変も消失を見た。
【症例2】70歳代男性。慢性糸球体腎炎による慢性腎不全にて他院にて維持透析中であった。MRSAによる人工血管シャント感染を発症し当院に紹介入院。血液培養からも同じ菌が検出され、胸部CTにて両肺に多発する空洞形成性病変を認め、Septic pulmonary emboliと考えた。人工血管の抜去およびVancomycinを使用し軽快したが、その後に急性心筋梗塞・MRSA菌血症再発を起こし永眠された。
【まとめ】2症例ともにSeptic pulmonary emboliの画像所見として特徴的な空洞形成性病変を呈し、非常に参考になる症例と考えられたため、文献的考察を加えて報告する。

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