演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

バスキュラーアクセスカテーテル感染を契機として、皮膚白血球破砕性血管炎を発症した一例

演題番号 : O-1187

皆川 明大:1、戸井田 達典:1、山口 哲朗:1、佐藤 祐二:2、藤元 昭一:3

1:宮崎県立延岡病院内科、2:宮崎大学医学部附属病院血液浄化療法部、3:宮崎大学医学部血液・血管先端医療学講座

 

【症例】患者は59歳男性。シャントトラブルで入院となり、12月1日よりバスキュラーアクセスカテーテルを使用して血液透析を継続した。12月14日発熱とカテーテル刺入部痛を認め、抜去後抗菌剤を開始したが、15日未明より敗血症ショックを来たしICU入室となった。血液及びカテーテル先端からMRSAが検出、造影CTにて左内頸静脈に血栓形成を認め、化膿性血栓性静脈炎と診断した。抗MRSA薬と抗凝固療法にて経過良好であったが、12月25日より四肢に紫斑出現を認めた。皮膚生検にて白血球破砕性血管炎の所見あり、感染を契機に血管炎をきたしたものと判断した。感染症の治療継続にて様子を見たものの改善に乏しく、PSL 20mg/日を併用したところ皮膚所見は軽快した。現在、感染症・血管炎ともに改善傾向である。
【結語】カテーテル感染を契機として重症感染症、血管炎を生じた1例を経験した。

前へ戻る