演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

T-SPOTが診断に有用であった血液透析患者の結核性リンパ節炎の一例

演題番号 : O-1168

鈴木 博貴:1、若杉 正清:1、温井 郁夫:1、神宮寺 禎巳:1

1:山梨県立中央病院腎臓内科

 

【症例】47歳、男性
糖尿病性腎症による末期腎不全のため血液透析導入。
7か月後にうっ血性心不全で入院した際、発熱、炎症反応上昇あり、当科入院。
CTでは縦隔リンパ節の軽度腫大のみであり、各種一般細菌培養陰性、抗酸菌培養やPCRも陰性であった。しかし、T-SPOT陽性、PETにて右主気管支周囲リンパ節に集積を認めたことから、結核性リンパ節炎を疑いリンパ節生検を施行したところ、類上皮細胞を認めサルコイドーシスも鑑別に挙がった。しかし、他にサルコイドーシスを疑わせる所見が存在せず、臨床経過や上記結果から結核性リンパ節炎を疑い、抗結核薬を開始したところ、速やかに解熱を認めた。
【まとめ】透析患者は、細胞性免疫が低下しており、結核を含めた感染リスクが高い。
T-SPOTは従来の方法であるQFTと比べ高感度である可能性が報告されており、その診断有用性について期待されている。
今回、T-SPOTにより診断に至った結核性リンパ節炎の症例を経験したので、当院のT-SPOT施行状況も合わせて報告する。

前へ戻る