演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

胃癌術後の創部培養より腹腔内結核性リンパ節炎と診断した血液透析患者の一例

演題番号 : O-1167

川西 智子:1、小川 ひな:1、吉川 佳奈恵:1、河野 桃子:1、石渡 亜由美:1、斎藤 誉子:1、佐野 夏帆:1、長谷川 純平:1、亀井 唯子:1、井野 文美:1、小川 俊江:1、阿部 恭知:1、遠藤 真理子:1、若井 幸子:1

1:東京都保健医療公社大久保病院腎内科

 

【症例】65歳男性。50歳で糖尿病性腎症で血液透析導入。2014年6月進行性の貧血を認め内視鏡で胃癌判明。8月胃全摘術。開腹時腹腔内に小腫瘤が多発、癌播種が疑われ培養は提出せず。病理では進行胃癌で、胃周囲のリンパ節病理組織ではラングハンス型巨細胞を含む類上皮細胞肉芽腫が多発。TSPOT陽性、ツ反陰性、ACEは正常でサルコイドーシス否定的、CTからは肺・腸結核は否定的で経過観察。9月末にMRSA敗血症にて入院。VCM投与で解熱したがCRPが5-10前後で停滞、食思不振持続。痰培養、胸水も培養陰性。胃癌術後創部が廔孔となっており創部培養を提出し17日目に結核陽性。腹腔内リンパ節肉芽腫も結核性リンパ節炎によると考えた。後にM.intracellulare混合感染も判明。4剤加療開始で創部廔孔は閉鎖しCRPは2へ低下。
【考察】血液透析患者では肺外結核が多い為炎症反応陽性ならば各種培養で結核の可能性について検索すべきである。

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