演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

当院での維持透析患者に対する結核の治療経験

演題番号 : O-1166

住田 鋼一:1、塚原 珠里:1、笠原 優人:1、山口 通雅:1、原田 幸児:1

1:(医)社団洛和会音羽病院腎臓内科・リウマチ科

 

【目的】当院で結核のため入院加療した維持血液透析患者の臨床的特徴を検討する。
【対象と方法】対象は2011年4月から2014年8月までに結核のため当院に入院した維持血液透析患者5例(男性3例、女性2例、平均年齢75.0±9.0歳)である。対象の臨床的特徴を検討した。
【結果】原疾患は、良性腎硬化症が2例、糖尿病性腎症が1例、その他が2例で、平均透析期間は3.4±3.6ヵ月であった。結核病変としては、肺結核が1例、肺外結核が4例で、肺外結核の内訳は、胸膜炎1例、心外膜炎1例、およびリンパ節炎2例であった。ガフキー陽性例はいなかった。結核菌が同定されたのは2例(40%)、病理学的に類上皮肉芽腫が証明されたのは2例(40%)で、これらの患者は全てインターフェロンγ遊離試験(IGRA)が陽性であった。1例はIRGA陰性で、培養でも結核菌が同定されなかったが、臨床的に結核と診断されていた。
【まとめ】今回、われわれは、当院で結核のため入院加療された維持血液透析患者の臨床的特徴を検討したので、文献的な考察を加えて報告する。

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