演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析導入時の潜在性結核感染症についての検討

演題番号 : O-1165

小林 眞規子:1、飯田 禎人:1、渭原 克仁:1、山室 めぐみ:1、八幡 真弓:1、田中 仁美:1、澁谷 泰寛:1、井下 聖司:1

1:東京都立墨東病院内科

 

潜在性結核感染症(LTBI)治療指針(平成25年)では血液透析導入時にLTBIの診断と治療を推奨しているが、血液透析導入時のLTBIに関する報告はほとんどない。平成26年1月から9月に当院にて血液透析を導入した30例(平均年齢68.5歳、男性18名、DM12名、結核の既往1名)を対象に、LTBIについて検討した。LTBIの診断は、結核の活動性病変がなく、T-SPOT陽性、またはT-SPOT判定保留かつQFTが陰性でないこととした。結果はT-SPOT陽性が9例、判定保留でQFT陰性でないものが2例であった。LTBI11例(全体の36.7%)の患者の平均年齢は66.5歳で、男性9例(81.8%)だった。DM腎症が8例(72.7%)であった。1例に結核の既往歴を認めた。血液透析導入時は免疫機能が低下した状態にあり、T-SPOTとQFTをLTBI診断にどのように活用するか一定の見解はない。血液透析導入時のLTBIの特徴と診断の問題点について検討する。

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