演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

認知機能低下患者の家族への意思決定支援

演題番号 : O-0988

横山 萌:1、筒井 佳菜:1、堀 泰雄:1、四十田 真理子:1、山端 潤也:2、川端 雅彦:2

1:富山県立中央病院看護部、2:富山県立中央病院内科

 

【目的】
認知機能低下患者の治療選択に葛藤する家族への効果的な看護介入を明らかにする。
【症例】
A氏70歳代男性。脳梗塞治療中、血清クレアチニンが上昇し、緊急血液透析となった。寝たきりで見当識障害があり、自己意思決定能力なし。簡単な会話はできる。経管栄養中で、ルート自己抜去の恐れから両上肢を抑制している。キーパーソンの妻は、在宅介護困難とのことで、施設入所を希望した。
治療としてステロイド療法・維持血液透析が提示された。A氏の姉妹はできる限りの治療を希望した。妻は積極的な治療による病状悪化の不安を抱くが、姉妹には意見できない状況であった。そのため、妻の具体的な思いを引き出し、A氏らしい療養生活を送るにはどうすればよいか、日本透析医学会の提言を参考とし、共に考えた。その結果、内シャントを設置し、療養型病院で入院維持透析となった。
【まとめ】
認知機能低下のある患者の家族への意思決定支援には、日本透析医学会の提言に沿った患者への思いを引き出す看護介入が有用である。

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