演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

前希釈on-line HDFにおけるFIX-Secoの溶質除去特性

演題番号 : O-0916

佐藤 竜二:1、大塚 茜:1、大西 雄飛:1、井上 徹也:1、野村 祐介:1、吉川 基樹:1、藤原 繁彦:1、溝渕 正行:1

1:三島外科胃腸クリニック透析センター

 

【目的】ATA膜ヘモダイアフィルタFIX-210Seco(FIX)による前希釈on-line HDF(O-HDF)の溶質除去特性をABH-21P(ABH)と比較した。
【対象・方法】維持透析患者8名に対して,QB=250ml/min・QD=600ml/min・QS=10L/hrの前希釈O-HDFにおけるUN.IP.β2-MG.α1-MGの除去率,除去量,クリアスペース(CS),α1MG/Alb分離能,TMPの経過とAlb漏出量について,開始~2時間の前半値と2~4時間の後半値及び4時間値で比較検討した。
【結果】溶質除去効率はUN.IP.β2-MG で同程度であったが,α1MGはすべての測定項目でFIXが有意に高値を示し,後半値でも高い除去効率を認めCSはABH 1.15,FIX 1.40であった。Alb損失量はABH 2.3g,FIX 4.6gとFIXが有意に高値を示した。α1MG/Alb分離能はABHが有意に高値を認め,TMPの変化率はFIXが低値であった。
【結論】FIXはブロードな分子量分画特性を有し,Alb損失量に注意を要するがα1-MG領域の除去効率に優れており,DRAやRLSの臨床症状を改善させる選択肢の一つとなることが示唆される。

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