演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

ATA膜ヘモダイアフィルタFIX-210Secoの臨床評価

演題番号 : O-0913

平塚 広樹:1、挽野 慎之介:1、高橋 さくら:1、庄司 裕太:1、柏谷 奈津希:1、高島 俊介:1、幸坂 神次:1、村上 亨:1、佐々木 亘:1、宮形 滋:2

1:(社医)明和会中通総合病院血液浄化療法部、2:同泌尿器科

 

【目的】
オンラインHDFが広がる中、膜材質は親水化剤であるPVPを含む石油由来の合成高分子膜に限られていた。ニプロから新発売されたファインフラックスFIX-210Seco(以下FIX)は非対称構造のトリアセテート(ATA)膜のヘモダイアフィルタである。この溶質除去特性と生体適合性について旭化成メディカル社製ABH-21P(以下ABH)と比較検討した。
【対象・方法】
維持透析患者8名を対象に、条件は前希釈オンラインHDF、QB=250mL/min、tQD=600mL/min、QS=250mL/min、透析時間4時間とした。評価項目は除去率、除去量、Alb漏出量、TMP、WBC、Pltの経時変化とした。
【結果】
FIXはABHに比し低分子量蛋白の除去性能、Alb漏出量において有意に高値を示し、各時間の除去量において分子量が大きくなる程経時変化が抑えられていた。TMPはいずれの時間においてもFIXは有意に低値を示した。
【結語】
FIXは除去量の経時劣化が少なく、ファウリングの少ないヘモダイアフィルタであると考えられた。

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