口演
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ベンス・ジョーンズλ型多発性骨髄腫におけるO-HDFの有用性 演題番号 : O-0900 木幡 宏実:1、葛岡 孝一:1、佐藤 尚也:1、高橋 舞香:1、高橋 奈津美:1、川上 将平:1、郷右近 純:1、斎藤 まゆみ:1、槇 昭弘:1、神田 学:2、水野 真一:2、真田 覚:2、木村 朋由:2、佐藤 光博:2、佐藤 壽伸:2 1:JCHO仙台病院臨床工学部、2:JCHO仙台病院腎センター医局
【はじめに】
多発性骨髄腫は、重鎖と軽鎖を過剰産生するIgG型骨髄腫が最も多く、軽鎖のみを産生する型であるベンス・ジョーンズ型骨髄腫は、全体の約15%程度とされている。 今回我々は、ベンス・ジョーンズλ型多発性骨髄腫からの急性腎不全に対し、PEとO-HDFを施行し寛解に至った症例を経験した。 【目的・方法】 臨床工学技士の立場から、ベンス・ジョーンズλ型多発性骨髄腫におけるO-HDFの有用性について検討した。 【結果・考察】 O-HDFを併用したことで、高Ca血症、腎不全症状は早期に是正され、貧血症状も治療終了後、回復傾向が伺えた。また血液データの推移から、O-HDFをPEと併用したことでFLCのリバウンドを緩和させることができ、より治療の効果が向上したと思われた。 【まとめ】 O-HDFは、早期の高Ca血症、腎不全症状の是正の他、FLC除去を目的とした治療効果に寄与する可能性が示唆された。 |
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