演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

間質性肺炎による急性呼吸窮迫症候群に対しPMX-DHPを併用し救命しえた症例

演題番号 : O-0890

小森 麻衣:1、芦田 倫子:2、池田 葵尚:2、仲田 真由美:2、木村 兌宖:2

1:公立南丹病院総合内科、2:公立南丹病院腎臓内科

 

【症例】70才台女性
【主訴】呼吸困難
【現病歴】高血圧に対して当院外来通院中. 2014年4月下旬から乾性咳嗽が出現し,5月中旬に発熱,呼吸困難を自覚し当院受診.
【経過】諸検査より心不全や重症感染性肺炎は否定的であり,KL-6高値,胸部CTで両側肺底部末梢優位のスリガラス影を認め間質性肺炎による急性呼吸窮迫症候群(以下ARDS)と診断した.ステロイドパルス施行も奏功せず,人工呼吸管理,エンドキサンパルスに加えPollymyxin B-immobilized Fiber Column- Direct Hemoperfusion(以下PMX-DHP)を2日間併用した.その後から酸素化改善認め第16病日に人工呼吸器を離脱した.
【考察】間質性肺炎によるARDSに対しPMX-DHPを併用し酸素化改善した報告は散見される.その機序として活性化好中球,炎症性サイトカイン等の吸着による肺間質の炎症鎮静化作用が推測されている.当症例でもIL-6,IL-8の改善を認めた.今後更なるARDSに対するPMX-DHPの効果や作用機序の解明,治療選択肢としての確立が期待される.

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