演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

正常マウスへのエポエチン ベータ ペゴル投与後鉄代謝亢進時の酸化ストレスマーカー低減作用に関する検討

演題番号 : O-0839

野口 真理子:1、佐々木 雄亮:1、手塚 有佳里:1、倉澤 光江:1、近藤 久実子:1、萬 啓悟:1、下中 靖:1

1:中外製薬株式会社プロダクトリサーチ部

 

【目的】正常マウスへのエポエチン ベータ ペゴル(C.E.R.A.)投与後鉄代謝亢進時の酸化ストレス低減作用を検討した。
【方法】雄性8週齢のBALB/cマウスにIron-dextran(48, 384 mg/kg)または溶媒を5日間尾静脈内投与し初回投与9日後の血清酸化ストレスマーカー(d-ROMs, MDA, HNE),hepcidin,ferritinを測定した。C.E.R.A.(10 μg/kg)または溶媒を単回尾静脈内投与し5日後のHb,hepcidin,血清鉄,d-ROMs,肝内鉄含量を測定した。
【結果】hepcidin,ferritin,d-ROMsはIron-dextran濃度依存的に高値を示し,MDA,HNEは示さなかった。C.E.R.A.投与群では溶媒投与群と比してHbが高値を示し,hepcidin,血清鉄,肝内鉄含量,d-ROMsは低値を示した。
【結論】d-ROMsは鉄負荷に伴う酸化ストレスを鋭敏に示すマーカーであった。C.E.R.A.投与後造血に伴い鉄代謝が亢進し併せてd-ROMsが低下した。C.E.R.A.による貧血治療に伴う鉄代謝亢進により組織障害低減や予後改善の可能性が期待される。

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