演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

維持血液透析患者における下肢末梢動脈疾患(PAD)新規発症の要因の検討~MIA症候群との関連

演題番号 : O-0820

石岡 邦啓:1、田村 友美:1、吉田 輝彦:1、松浦 亮:1、持田 泰寛:1、岡 真知子:1、真栄里 恭子:1、守矢 英和:1、日高 寿美:1、大竹 剛靖:1、小林 修三:1

1:湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター

 

【背景】低栄養、炎症、動脈硬化からなるMIA症候群と新規PAD発症についての報告は少ない。
【目的・方法】当院外来維持透析患者185例のうちPADを除外した137例(年齢66±12歳,男性93例)に対し、年齢、性別、糖尿病、Alb, CRP, Ca, P, GNRI(Geriatric Nutritional Risk Index) 等を用い、3年後の新規PAD発症の要因について検討した。PADはABI<0.9,SPP<50,FontaineⅡ~Ⅳ度のいずれかを満たすものと定義した。
【結果】死亡・転医を除いた102例のうち新規PAD発症(P群)は18例(17.1%)、うち足趾切断は1例であった。P群は非P群と比較し、年齢・男性・糖尿病合併が有意に高く(P<0.05)、GNRI, TCが有意に低値で(P<0.05)、またCRP高値の傾向を認めた(P=0.06)。3年後にP群は重度栄養リスク(GNRI<82)が44%と有意に多かった(P<0.03)。
【結語】新規PAD発症の要因としてMIA症候群の影響が高く、PADの予防に栄養や炎症改善の為の介入が重要である。

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