演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者の予後はBMIよりも血清クレアチニンの影響を受ける(統計調査委員会公募研究)

演題番号 : O-0817

坂尾 幸俊:1、加藤 明彦:1、橋本 整司:2、長谷川 毅:2、井関 邦敏:2、椿原 美治:2

1:浜松医科大学附属病院血液浄化療法部、2:日本透析医学会統計調査委員会

 

【目的】body mass index(BMI)が血液透析患者の予後に及ぼす影響を筋肉量の指標(血清クレアチニン: Cr)との関連から明らかにする。
【方法】2008年度日本透析医学会統計調査データより、BMI及び関連データの入手が可能であった119,099人を対象とした。正常体重(BMI 18.5-24.9 kg/m2)かつ中等筋肉量(血清Cr第2三分位)を対照とし、多変量ロジスティック回帰を用いて1年後の予後に及ぼすオッズ比(OR)を算出した。
【結果】低筋肉量の肥満者では心臓死のリスクが有意に上昇した(OR 男2.82, 女2.00, p<0.01)。また男では脳梗塞のリスクも上昇した。一方、高筋肉量のやせ、正常体重者では、心臓死、脳血管死、感染症死のリスクが有意に低下した。また高筋肉量かつBMI<30では、心血管イベント及び大腿骨頚部骨折の新規発症リスクが有意に低下した。
【結論】血液透析患者ではBMIに関わらず筋肉量を保つことが重要である。

前へ戻る