演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析(HD)患者におけるリポ蛋白プロフィールとOHラジカル消去活性(OHSA)に対する経口還元型CoQ10(CoQH)の効果~6カ月間の検討

演題番号 : O-0790

大和田 滋:1、吉澤 亮:1、前波 輝彦:1、平山 暁:2

1:(医)あさお会あさおクリニック、2:筑波技術大学東西医療統合医療センター

 

【目的】CoQHは生体内抗酸化物質として作用しているがHD患者では減少している.CoQH補給がHD患者の脂質代謝や抗酸化能におよぼす効果を検討した.
【方法】HD患者38名(男23名、女15名、糖尿病は6名),年齢67±8歳,透析期間140±91ヶ月を対象にCoQHを1日200mg,6ヶ月間経口投与し,前後で血清CoQH濃度,リポ蛋白中C・Tg濃度を電気泳動で、血清OHSAは電子スピン共鳴法で測定した.
【結果】1.CoQH(%)は健常者(98%以上)より低値で投与後は増加した(60.3±16.4→ 79.0±13.3). 2.LDL-Cは有意差なく、LDL-Tg(mg/dl)は60±42→ 42±15と有意に減少した. 3.OHSA(mMVit.C当量)は56.4±15.8→67.2±21.8と有意に上昇した. 4.糖尿病患者に限るとCoQ10の還元比率は改善するがLDL-TgとOHSAに有意な改善効果は認められなかった.
【まとめ】CoQHには脂質異常と抗酸化能の改善効果が認められたが、特に糖尿病患者における多数例の検討が必要である.

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