演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者における甲状腺機能異常に関する検討~第2報~

演題番号 : O-0787

熊谷 純子:1、高橋 直子:1、土谷 晋一郎:2

1:(医)あかね会大町土谷クリニック、2:(医)あかね会土谷総合病院

 

【目的】これまで、当院の血液透析患者において、明らかな症状を欠くにもかかわらず甲状腺機能異常を呈する症例を認めている。今回、経時的に血液検査を行い、透析患者の甲状腺機能の変化について検討した。
【対象と方法】血液透析患者414例に対し、甲状腺機能検査(TSH、FT3、FT4)を施行した。そして1年後の同様の調査にて、甲状腺機能の変化について検討した。
【結果】1年後の甲状腺機能検査が可能であったのは、366例で、そのうちTSH10.0μIU/mL以上で、新たに甲状腺機能低下症と診断したのは6例であった。新規にTSH0.1μIU/mL未満を呈する症例は認めなかった。また、TSH5.0以上10.0μIU/mL未満を呈し、潜在性甲状腺機能低下症であったのは17例であった。明らかな症状を有する症例は、認めなかった。
【考察】透析患者にもある一定の割合で甲状腺機能異常は存在し、経過とともに甲状腺機能亢進あるいは低下の状態を呈する可能性があると思われる。
【結論】透析患者の甲状腺機能異常の可能性に着目することが必要である。

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