演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者のABIおよびSPPを用いた下肢血流評価の検討

演題番号 : O-0732

江口 亜弥:1、菊地 勘:2、真壁 志帆:1、鈴木 康紀:1、石塚 史乃:1、窪田 研二:3、土谷 健:3、新田 孝作:3

1:済生会川口総合病院腎臓内科、2:東京女子医科大学血液浄化療法科、3:東京女子医科大学第四内科

 

【目的】血液透析患者の末梢動脈疾患(PAD)に対して、下肢血流検査と潰瘍の有無やカテーテル検査による狭窄病変の有無の関係を検討した。
【対象】PADの疑いまたはPADで紹介受診した透析患者60人。
【方法】ABIとSPPを測定し、カテーテル検査で狭窄病変や治療の有無を確認、検討した。
【結果】平均年齢は70.5±7.6歳で男性は40人、糖尿病合併は46人。ABIは右下肢では潰瘍合併群と非合併群に差はなく、左下肢では潰瘍合併群は有意に低下を認めた(0.62vs0.84)。SPPも左下肢でのみ潰瘍合併群は有意に低下を認めた(24.8vs48.1mmHg)。カテーテル検査では左右共に血管狭窄群は非狭窄群に比べABI、SPP共に有意に低下していた(右:ABI:0.67vs0.92、SPP:34.9vs51.2mmHg ABI:0.71vs0.91、SPP:34.8vs58.8mmHg)。
【考察・結語】潰瘍や狭窄病変合併肢のABIおよびSPPは有意に低下しており、PADのスクリーニングに有用である。特に潰瘍肢のSPPは著しく低く、血流改善の必要性が高い。

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