演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

ABIスクリーニングによる冠動脈疾患の早期発見

演題番号 : O-0729

熊谷 亜沙美:1、伊藤 知恵子:1、大石 成省:1、若林 正則:1、若林 良則:2

1:(医)望星第一クリニック、2:(医)春の木第一クリニック

 

【目的】当院維持透析患者にABI(足首/上腕血圧比)測定を行い、無症候性の冠動脈疾患の早期発見につき検討した。
【対象・方法】254例(506肢)のABI測定。①ABIと年齢(63.0歳±13.6歳)・透析歴(7.5年±8.0年)・糖尿病性腎症:DMN(211肢)との関連を解析した。②ABI低値患者(1.0未満)から経皮的冠動脈形成術(PCI)に至った診療及び治療の流れにつき検討した。
【結果】①ABIと年齢・透析歴は負の相関を認めた。ABIは非DMN症例に比べDMN症例は有意に低値であった。②ABIの平均値は0.99±0.20であり112例がABI1.0未満であった。ABI1.0未満より35例が超音波診察、26例がCAG・AOG、14例がPCIを行った。
【考察・結論】維持透析患者はABI値1.0未満が44.1%と多く、ABIを測定することによりPCI治療につながった。高齢者・長期透析者・DMN患者は下肢のみではなく全身の動脈硬化が進んでいる。ABIスクリーニングは冠動脈疾患の早期発見に有用である。

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