演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

腹膜透析導入時の腹膜透過性に影響を及ぼす因子

演題番号 : O-0711

吉岡 友基:1、松尾 七重:1、中田 泰之:1、中尾 正嗣:1、山本 泉:1、丸山 之雄:1、丹野 有道:1、大城戸 一郎:1、横山 啓太郎:1、横尾 隆:1

1:東京慈恵会医科大学附属病院腎臓高血圧内科

 

【緒言】
腹膜透析(PD)導入時の腹膜透過性の亢進は,PD処方の決定に重要であるだけでなく,patient survival,technique survivalとの関連がある.
【目的】
腹膜透析導入時の腹膜透過性に影響を及ぼす因子を検討する.
【対象と方法】
2008年5月から2013年2月に当院で新規にPDを導入した75例を対象とした.塩分摂取量の指標として,1日尿中塩分排泄量から一日推定塩分摂取量(ESI)算出し,蛋白摂取量の指標として,PD導入前の一日推定蛋白摂取量(EPI)を算出した.腹膜透過性は,PD導入後1ヶ月以上経過した時点の腹膜平衡試験で評価し,ESIおよびEPIとの相関を検討した.体格差を考慮してESIとEPIを体重で補正した.
【結果】
ESI(g/kg/day)が0.12未満かつEPI(g/kg/day)が0.6未満の群は,その他の群と比較し有意にD/P Cr比が高値だった(0.73±0.11vs 0.63±0.10:P<0.01).年齢,性別,DMの有無で有意差は認められなかった.
【結論】
PD導入前の塩分および蛋白の摂取量がPD導入時の腹膜透過性に関連する可能性が示唆された.

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