演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

早期腹膜透析離脱予測因子の解析

演題番号 : O-0709

松井 勝:1、赤井 靖宏:1、森本 勝彦:1、鮫島 謙一:1、斎藤 能彦:1

1:奈良県立医科大学第1内科

 

【背景】PDは腹膜劣化による透析不良あるいは腹膜炎により,早期にHD移行や併用を要することが稀ではない.今回,我々はPD導入前の臨床背景や検査値を用いて,PD開始早期におけるHD移行・併用予測因子を検討した.
【対象・方法】1997~2012年に当施設で管理した連続183症例のPD患者を抽出し,HDからの移行例などを除外した141名を解析対象とした.PD開始2年以内のHD移行,併用を主要複合イベントとして追跡した.
【結果】追跡期間内に38例にイベントを発症した. イベント発症有無の2群間では,糖尿病の有無,血圧やHb濃度は同等であったが,肥満有無,血清アルブミン,補正カルシウムに有意差が認められた.多変量Cox比例ハザード解析ではHRは高齢 2.83,肥満 3.01,低アルブミン血症(<3.5g/dL) 2.78,低Ca血症(≦8.4mg/dL) 2.78でそれぞれ独立した危険因子であった.
【結論】PD導入前の高齢,肥満,低アルブミン血症,低Ca血症は早期PD離脱に関与する可能性が高い.

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