口演
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クエン酸第2鉄を含めた4製剤からの選択による内服指導が便秘症状を改善できるか? 演題番号 : O-0680 笠田 寿美子:1、塩沢 はる江:1、海上 耕平:1、多胡 紀一郎:1、松下 和通:1 1:(医)永生会まつした腎クリニック
【目的】
塩酸セベラマーが原因と考えられる便秘症患者に対し、他剤変更で効果を得ているが、クエン酸第2鉄内服に変更したことにより便秘の症状が改善するか?を検討した。 【研究デザイン】 クエン酸第2鉄内服前と1か月後・半年後で下剤内服回数、排便回数、VASによる排便の固さを比較検討した。 【研究施設及び対象】 自施設において、塩酸セベラマーが原因と考えられる便秘症患者の中で、何らかの理由でビキサロマーを含む他剤変更が出来ない血液透析患者11名 【介入】 継続している自施設リン吸着剤アドヒアランス向上を目的とした服薬指導(クエン酸第2鉄の内容を加えた)で選択したクエン酸第2鉄内服。 【結果】 クエン酸第2鉄内服に変更前後で下剤内服量は、12名中6名が減少し、排便回数は変化がみられなかった。 【考察】 リン吸着剤種類増加で、患者の副作用を考慮した選択可能になり、クエン酸第2鉄に 変更し便秘が改善される患者もいると考えられる。 |
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