演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

維持血液透析患者の血清Sclerostin濃度と、骨代謝マーカー、骨密度との関係

演題番号 : O-0605

石村 栄治:1、奥野 仙二:2、一居 充:1、乗峯 京子:2、山川 智之:2、西沢 良記:1、稲葉 雅章:1

1:大阪市立大学腎臓病態内科学・代謝内分泌病態内科学、2:仁真会白鷺病院

 

【背景】骨細胞から分泌されるSclerostin(骨代謝抑制蛋白)のCKD-MBDとの関連は不明である。
【方法】維持血液透析患者(68±11歳、男性105名、女性76名、透析期間6.9±5.9年)の、血清Sclerostin濃度、骨代謝マーカー、橈骨遠位端1/3(皮質骨)BMDと橈骨超遠位端(海綿骨)BMDを測定した。
【結果】 血清Sclerostinは 125±53 pmol/Lであった。血清Sclerostinは血清BAP、血清TRACP5bと有意な負の相関を認め (r=-0.265, P <0.001; r=-0.218, P <0.01,)、intact PTHとも有意な負の相関を認めた(r=-0.154, P <0.05)。血清Sclerostin濃度は、橈骨遠位端1/3のBMDと橈骨超遠位端のBMDと有意な正の相関を認めた (r=0.454, P<0.0001; r=0.329, P<0.0001)。年齢、透析期間、骨代謝マーカーで補正した後の多変量解析では、血清Sclerostinはそれぞれの橈骨BMDと有意に独立して関連した。
【結論】透析患者の血清Sclerostinは、CKD-MBDに関連する新たな臨床パラメータである。

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