演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

血液透析患者における活性型ビタミンD受容体刺激製剤と感染症死亡の関連:Qコホート研究

演題番号 : O-0604

田中 茂:1、二宮 利治:2、谷口 正智:1、藤﨑 毅一郎:1、平方 秀樹:3、鶴屋 和彦:1、北園 孝成:1

1:九州大学病態機能内科学、2:九州大学総合コホートセンター、3:福岡赤十字病院

 

【目的】血液透析(HD)患者において、活性型ビタミンD受容体刺激製剤(VDRA)と感染症死亡の関連性について検討した。
【方法】HD患者の多施設前向き観察研究(Qコホート研究)に登録された3377名を検討した。ロジスティック回帰モデルを用いて、VDRAの投与確率を傾向スコアとして算出した。
【結果】中央値3.1年の観察期間に118名が感染症で死亡した。傾向スコアで重み付けたInverse probability of treatment weighting (IPTW)調整Cox比例ハザードモデルにおいて、VDRA投与は感染症死亡リスク低下と有意な関連を認めた(HR,0.66, 95%CI, 0.45-0.95)。また、VDRA静注パルス群(n=492)では未投与群(n=1007)と比べ、有意な感染症死亡リスクの低下を認め(HR, 0.16, 95% CI, 0.08-0.35)、経口群(n=1878)との比較においても同様であった(HR, 0.39, 95% CI, 0.16-0.97)。
【結論】HD患者において、VDRA投与と感染症死亡リスク低下の関連が示された。

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