演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

保存期における活性型ビタミンD使用は透析導入後の心血管病発症を抑制する

演題番号 : O-0603

稲熊 大城:1

1:名古屋第二赤十字病院腎臓内科血液浄化療法部・AICOPPグループ

 

【緒言】ビタミンDの多面的作用の中で、心血管病発症との関連が注目されている。
【目的】保存期における活性型ビタミンD使用と透析導入後の心血管病発症との関連を明らかにする。
【対象】愛知県透析導入コホート研究(AICOPP)施設において2011年10月~2013年9月に新規透析導入された1524例中、2014年3月末時点で予後確認が可能であった1516例。
【方法】透析導入時に活性型ビタミンDが投与されていた群(D群412例)と未投与群(N群1104例)に分け、透析導入後の心血管病発症を比較した。
【結果】経過観察中、251例に心血管病が発生した(D群52例、N群199例)。D群では有意に心血管病発症が少なかった。(Logrank検定p=0.011)。性別、年齢、心血管病既往、糖尿病、導入時Hb、アルブミン、eGFRならびにCRPを含めたCox比例ハザードによる多変量解析において、活性型ビタミンD使用は心血管病発症抑制因子となった(OR 0.668 p=0.022)。
【結論】保存期における活性型ビタミンD使用は透析導入後の心血管病発症を抑制する可能性がある。

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