演題情報

口演

開催回
第60回・2015年・横浜
 

低栄養と体液過剰により臨床症状が目立ってみられた静脈高血圧症の一例

演題番号 : O-0539

泉 久美子:1、富田 貴哉:2、吉田 直樹:2、上杉 弘美:2、林 直樹:2、上杉 康憲:2、大野 道也:1、加藤 周司:1、大橋 宏重:1

1:朝日大学歯学部附属村上記念病院腎臓内科、2:朝日大学歯学部附属村上記念病院血液浄化センター

 

症例は80歳代の男性。原疾患不明であるが、末期慢性腎不全にて他院で9年前に透析導入となった。静脈高血圧症に対して以前から他院でPTAを受けていた。当院では2013年12月から左鎖骨下静脈に狭窄に対して10mmのノンコンプライアントバルーンにてPTAを繰り返している。2回目のPTAまで8カ月期間が開いたが、それ以降はPTA後にいったん左上肢の腫脹は改善するものの、短期間で著明な腫脹が見られるようになり、1から2カ月間隔でのPTAを要した。2014年12月のPTAの時には、左上肢の腫脹が目立つものの、造影の所見では鎖骨下静脈の狭窄がそれ程高度ではなく、臨床症状と一致していなかったことから血管の狭窄以外の要因も考えられた。左上肢以外では浮腫は目立たなかったが、低栄養と体液過剰があったため、まずこれらを是正したところPTAの期間が延ばせた。

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